結婚式の披露宴や二次会で「いらない」「痛い」と言われないみんなが楽しめる演出は??

元プランナー直伝

新郎新婦は思い出に残る素敵な結婚式にしたいと、何カ月もかけて準備します。
中でも、披露宴や二次会は普段お世話になっているゲストをもてなす大切な時間。
お料理を選んだり、飾りつけを考えたり、それぞれの新郎新婦が一生懸命準備します。

そんな大切な披露宴や二次会での演出は、感謝を伝えたり、新郎新婦のふたりらしさを伝えたり・・・いろいろありますが、せっかく時間をかけてがんばって準備した演出で、ゲストに「あの演出いらなかったよね」「あれは痛かったよね」と言われてしまっては台無しです。

そこで今回は、披露宴や二次会で「いらない!」「痛い!」と思われないような、みんなが楽しめる演出にはどういうものがあるか、見てきた結婚式や二次会のリアルな情報をもとに紹介していきたいと思います。


披露宴・二次会で「いらない演出」「痛い演出」ってどんな演出!?

それではまず初めに、披露宴や二次会でゲストに「あの演出いらなかった・・・。」「あれは痛くて見ていられなかった・・・。」と言われてしまう残念な演出を紹介していきます。

◆下品で悪ノリな演出はNG

当然のことではありますが、下品だったり、悪ノリがすぎる演出はNGです。
披露宴では、年配の親族や仕事の関係者など、いろいろな立場や年齢層のゲストが出席しています。
そういう場で(特に余興に多いのですが)ハダカに近い恰好でお笑い芸人のマネをしたり、一部の関係者にしかわからないような新郎新婦の過去の恋愛を面白おかしくスピーチしたりするゲストがたまにいます。仲間内にはウケても、他のゲストは「ドン引き」している姿を見たことがあります。

◆下手なカラオケ・ダンスはは

素人のカラオケやダンスは一歩間違えると残念な演出になってしまいます。
友人たちが踊って歌っていたけど、声も小さく、ダンスも練習したのかというくらいバラバラだったり。
新郎が新婦に自作の歌を弾き語りでプレゼントしていたが、お世辞にもうまいとは言えず、会場は静まりかえっていたとか。
しかし、プロやプロ並みに上手い人に頼んだり、しっかり練習を重ねてかなり完成度の高いものだったりすると、とても盛り上がる演出にもなります。

◆サプライズスピーチ 苦手なゲストにはNG

こちらもときどきあるのですが、司会者がいきなりゲストにお祝いのメッセージを求めるという演出がありました。いきなりだったため、マイクを向けられたゲストは戸惑っていました。
話すのが苦手な人もいるため、前触れもなくいきなりというのは避けたほうよいでしょう。

◆長すぎる演出はNG

スピーチが長すぎたり、一つの余興が長すぎるのも、ゲストが飽きてしまい良い演出とは言えません。
スピーチや余興をお願いするときは「○分以内でお願いします。」と時間を決めてお願いするのがよいでしょう。

◆お色直しが多すぎるのもNG

お色直しも大切な演出のひとつですが、回数が多くなると、席を離れる時間が多くなり、ゲストと触れ合う時間が減ってしまいます。行き過ぎた回数は「なんのための結婚式なの?」と言う声も。
ゲストは、新郎新婦と写真を撮ったり、お話したりする時間も楽しみにしていますので、そういう時間を削りすぎない程度にしましょう。



新郎新婦がダンスを踊る?それって寒い演出なの?

ここまで、披露宴や二次会で「いらない」「痛い」と言われてしまう残念な演出を紹介してきましたが、ここでは、新郎新婦がダンスを踊る演出はアリなのかナシなのか検証していきたいと思います。

カラオケやダンスは一歩間違えると残念な演出になるとお伝えしましたが、新郎新婦がダンスを披露するのはどうなのでしょうか。
新婦がフラダンスを習っていて披露したい、二人で社交ダンスをしているので披露したい、など聞くことがあります。
普段習い事で一生懸命練習しているからみんなに披露したいと思う方もたくさんいるかと思います。

では、ゲストはどう思うのでしょうか?

ゲストの意見を聞くと、よっぽどプロ並みならいいが、素人のダンスをみてもどう反応してよいかわからない。
披露宴で新婦がフラダンスやベリーダンスのような露出の高い衣装で踊っているのはどうなの?
本人たちはノリノリだが正直少し引いてしまう。
など、厳しい意見をよく聞きます。

フラッシュモブ等も流行っていてやりたいと思う新郎新婦も多いようですが、そういったものはどうでしょうか?
こちらもやはり、プロ並みのダンスのフラッシュモブは盛り上がるけど、練習不足でそろっていなかったり、あまりうまいとは言えないといったようなものは残念に思うようです。
フラッシュモブをやりたいというという場合は、全員がそろってしっかり練習できてプロ並みにする必要があるようです。
しかし、それは難しいと思いますので、どうしてもフラッシュモブをやりたいというときは、フラッシュモブ専門の会社に依頼する方が良いでしょう。

ダンスの演出は、高いクオリティと衣装の露出度などにも気を付けて
フラッシュモブの演出も、練習を重ねて高いクオリティを。プロを頼むのもお勧め



披露宴・二次会で「凝りすぎ」「個性的すぎる」と言われてしまう演出は?

披露宴や二次会で自分たちらしい個性的なものにしたいと考える新郎新婦もたくさんいると思います。他とは違う個性的なものは喜ばれることもあれば、逆に引かれてしまうこともあります。

「新婦が衣装に凝りすぎて、お色直しが4回もあり、新婦がほとんど会場にいなかった。」
お色直しには時間がかかるため、たくさんドレスを着たいと思っても、時間も考えて決めた方が良いでしょう。

「新婦がディズニー好きで、ディスニーのプリンセスになりきった衣装で新郎にお姫様抱っこされ登場してきて引いてしまった」
個性的ではありますが、完全に新郎新婦の自己満足になってしまい。ゲストは引いてしまったという例です。

このように、個性的でも自分たちの自己満足になってしまうような演出は「寒い」と思われてしまうので、避けた方が良いでしょう。



披露宴・二次会で「よかった」とゲストが喜ぶ演出の選び方

ここまで、残念な演出をお伝えしてきましたが、やはり一生に一度の結婚式では、ゲストに喜んでもらいたいと思う新郎新婦がほとんどだと思います。
ではゲストによかったと言われる演出にはどういうものがあるのか、どんな演出を選べばゲストによかったと言ってもらえるのかお伝えしていきたいと思います。

披露宴や二次会でゲストが良かったと思う演出は、やはりゲストのことを気遣った演出のようです。

「席札の代わりに、名入りのアイテムが置いてあり、持ち帰ることができたし、それぞれひとりひとりのために用意してくれたと感じうれしかった。」

「席札にメッセージか書いてあって、うれしかった。」

「新郎新婦がそれぞれのテーブルを回って一緒に写真を撮れて、よかった。」

「デザートビュッフェがよかった。」

演出としてはスタンダードですが、ゲストへの気遣いが感じられることが「良かった」と言われる理由ですね。

披露宴・二次会で「面白い」「珍しい」と好評だった演出は?

披露宴でゲストによかったと喜ばれる演出を紹介しましたが、最後にゲストに喜ばれ、そしてふたりらしい個性もあったテーマ演出をご紹介します。

◆ゲストとのコミュニケーションを大切に

「ゲストと近い距離で、コミュニケーションを大切にしたい」という新郎新婦の想いから実現したのが、メインテーブル(新郎新婦のテーブル)を無くしてソファーにする、そして自由に動き回れるようにすレイアウトでした。

当日、ゲストと新郎新婦の距離が近く、たくさんの写真を一緒に撮ったり、自由にゲストにあいさつに回り話をしたり、ゲストもみんな楽しそうに新郎新婦な時間となりました。

◆共通の趣味を活かしどんなゲストにも楽しんでもらう

新郎新婦が入っているよさこいチームは、大会にも出場するようなかなり高いレベル。披露宴でチームメンバーがよさこいを披露するという演出がありました。
『よさこい』ということもあり、年配の親族の方なども楽しめたようで、とても盛り上がり好評でした。


まとめ

結婚式の披露宴や二次会で「いらない」「痛い」と言われない、みんなが楽しめる演出を実例をもとに紹介しました。

下品でTPOに合わない演出たっだり、新郎新婦の自己満足になってしまう演出は、ゲストからは喜ばれません。

演出を考える際は、様々な年齢層で様々な立場のゲストが楽しめるように、ゲストのことを考え気遣った演出を心がけると良いでしょう。

 

 

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