「結婚祝いを頂いたけれどどうお返しすればいい?」知っているようで知らなかったマナーを最近の事情含めて紹介!!
「お返し」と「内祝い」ってホントは違うって知っていた?
結婚祝いの“お返し”を“内祝い”と今は言っていますが、本来の意味の内祝いは「身内のお祝い」からきています。お祝い事のあった家が幸せのおすそ分けとして、親族や友人たちに贈り物をすること。自身の結婚した報告と共に、贈り物をするのが習わしでした。結婚式をする場合は引き出物がそれにあたります。
現代ではお祝いを頂いた方々に“お返し”としての意味合いで贈るものを指すようになりましたが、“お返し”と“内祝い”本当は違うものなんです。
時期はいつにお返しするのがマナーなの?
頂いてから1か月内がマナーとされています。もし遅れてしまう場合は、先にお礼のご連絡を。そもそも自身が贈る側だった場合(手渡しではなくは配送などにした場合)、受け取ったかどうか、気にいってもらえたかどうかとても気になりますよね。頂いたら手紙や電話などで、すぐにお礼のご連絡をするのが礼儀です。その後、お返しの品を頂いてから1か月以内にはするようにしましょう。
また、お手渡しするのが本来は望ましいものですが、状況によっては難しい場合も。その場合は必ず手書きのお礼状を添えるのが礼儀です。もしインターネットなどを介して送るような場合は、別途送るようにすると心がこもったお返しになります。
金額の目安はどのくらい?
会社の後輩などから頂いた場合は、頂いたお祝いと同額ほど。親族や上司から頂いたお祝い(高額のケースが多い)は半返しが基本的なマナーですが、金額によっては相手がかえって恐縮してしまう場合もあります。つまり高額だった場合です。そのときは、3分の1ほどを目安に。
会社などから連名でいただいた場合は、頂いた金額相当を連盟人数で割り、その半部程度で個別にお返しするのがマナーにかなっています。
喜ばれる品はどんなもの?本音を聞いてみると。
カタログギフトは、「もらって嬉しかった」リストの一番人気。どの世代にも人気の一品です。価格帯や商品バリエーションもさまざま。また贈る側の立場で考えても、悩まずに済むのでおすすめです。その次は商品券やギフトカード。つまり自分で欲しいものを選びたいということですね。
次に人気があるのは、ブランドの菓子や調味料、自分では買わないような嗜好品も喜ばれています。紅茶やお茶も人気ですが、中には「弔での品だから」と思う人もいるようです。しかしながら今はブランドの華やかなパッケージの紅茶もあるので、若い方へのお返しには、好まれている一品です。
「お返しはいらない」と言われたら・・・。
お祝いを頂いてお返しをしないのは「片祝い」と言われ「縁起が良くない」という説もあります。「お返しはいらない」と言われてもなかなか本心がわからないものですが、それ相当のものを頂戴した場合は、お返し側としても気がかりになるものですよね。新生活が落ち着いてから、かしこまりすぎない食事に招待したり、また何かその方の記念日だったり、特別な日や事があったら、ギフトとして喜ばれそうな良い品を贈るのも、気の利いたお返しの代わりになると思います。
前編の“結婚祝い”を贈る場合と同様、時代によって意味が変わったり、礼儀も変化しています。しかしながら相手が年長者だったりその方の立場によっては、しきたりを重んじる場合もあります。また親族へお返しする場合は、自身の親御さんへご相談することも大切かと思います。
結婚は夫婦でひとつ。今まで互いが、お世話になったり親しくしてきた人たちを、より大切にしていくこれからのスタートのとき。是非基本を知ったうえで、ご自身らしくお返しが出来たら、新たな人間関係が広がっていく豊かな人生になると思います。
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