結婚式に招待されたのに「遅刻しそうになった」「途中からだけど出席したい」「途中から抜けなければならない」とき、どのように対応したらよいのかお悩みの方、新郎新婦が「ありえない」「遅刻された」とか感じてしまったケースをもとにした解決方法をお伝えします。
結婚式 当日の遅刻連絡は、どうするべき?
基本的には遅刻はしては、いけません。あらかじめ交通機関を調べ、早めに自宅を出発しましょう。社会人マナーと同じですよね。特に馴染みのない場所だったりする場合の交通機関、周辺に類似したホテルなどが多い式場の場合、名称などの間違が無いか、要注意です。
知人のケースですが、彼女は東京都内在住、結婚式場は隣の千葉県。移動交通手段は電車でした。その式場の最寄り駅は、“京葉線 海浜幕張駅”だったところ、間違えて路線の違う“総武線 幕張駅”に下車してしまい、タクシーで会場へ向かおうとしたものの、招待状を忘れ、式場のあるホテル名が分からず、慌てて他の出席予定の友達にラインで連絡して、ギリギリに到着したという人がいます。こうなるとかなり焦りますよね・・・。
止む無き事情で、天候・交通機関のトラブル・仕事の都合などの事情で遅刻する場合は、遅刻が分かった時点で早めに連絡をしましょう。くれぐれも直接、新郎新婦へ連絡しないようにしてくださね。当日の新郎新婦は、自身の支度や挙式リハーサル・写真撮影など忙しく、そして緊張もしています。いらぬ心配や気遣いをさせてはいけませんから。
連絡先は結婚式場。招待状に電話番号も書いてあるはずです。式場へ連絡し「両家名・自身の名前・どのくらい遅刻するのか・遅刻の理由(差し障りのない程度に)・受付などの役目があったらそのこと」を伝えてください。
遅刻の連絡をせず、“直接、遅刻しての会場到着”も避けてくださいね。式場側の進行などに影響が出てくる場合もあります。新郎新婦に迷惑をかけないように気を付けましょう。
親族の結婚式に遅刻となった場合は、連絡がとれる親族にまずは連絡を。この場合も、たとえ親族同士であっても新郎新婦や、その両親への連絡はしてはいけません。新郎新婦は当然のことながら、両親も当日は忙しいものです。
親族紹介がある場合は、その連絡が取れた親族から式場担当者に伝えてもらっても良いと思いますが、行き違いがあるといけないので、式場側にも連絡をしましょうね。遅刻の時間によって、式場側が進行の判断することとなります。
結婚式 遅刻して挙式って参列できるの?
もし挙式から参列予定だったにも関わらず遅刻となった場合は、挙式への参列は遠慮したほうが良いでしょう。挙式中はひとつひとつのセレモニーに意味があり、とても厳かに進められています。挙式場のつくりからしても、式中にドアを開けるとその気配に、他の参列者も気が散ることもあります。挙式所要時間の目安は20分~30分ですので、きりよく披露宴からの出席にすることをお勧めします。
「どうしても参列したい」そして式場側に相談してOKだった場合は、その指示に従った入席をするようにしてください。あらかじめ遅刻の連絡をしておけば、式場スタッフがドアの前で待っていて誘導してくれます。焦って駆け込んだりしないように。
気を付けたいのが女性の靴のヒール音。式場によっては床が木で、音がたちやすい所もあります。ゆっくり目に、膝のクッションを使いながら歩けば音が控えめになりますよ。
結婚式「遅刻された」と言われないための新郎新婦への伝え方。お詫びの品は必要?
遅刻のお詫びは、できれば当日新郎新婦へ伝えるのがベストです。お披良喜後のお見送りのときに、一人一人挨拶する時間があると思います。そのときに丁寧に、そして手身近にお詫びの言葉とともに「挙式のお写真、落ち着いたら見せてね」など伝えるのが良いですね。
もしどうしても当日伝えることができなかった場合、後日改めて電話やお詫びの手紙などで伝える方法がマナーではあります。しかし最近ではメールで伝える方法でも良いとされています。その際はカジュアルにならないよう丁寧な文章で送りましょう。Lineはカジュアルなイメージが強いので避けてください。
また、お詫びの品を送るという説もあります。手紙と共に3,000円~5,000円ほどのお詫びの品を送るとのこ。ご祝儀をきちんとお渡ししているうえに、新郎新婦もそのような品を受け取るとかえって引き出物以外に更にお返しを・・・と気を使ってしまいますので、余程なにか遅刻することで、新郎新婦や他のゲストにご迷惑をかけなかった限りは不要だと思います。
披露宴 途中参加や途中退席で参加したい場合はどうすればよいの?
さて、招待いただき「どうしても出席したけれど、やむなき事情で途中からの出席になってしまう」あるいは「途中で退席となってしまう」場合、どうしたら良いお伝えします。
その場合は、あらかじめ新郎新婦へ連絡し「何時くらいに到着・退席なのか」「ご迷惑でないか」「ご家族にも失礼にあたないか」「進行の妨げにならないようなタイミングで入席(退席)したいと思っていること」を相談しましょう。
披露宴の所要時間は、食事の内容や式場によって多少異なりますが、2時間~2時間30分。開宴してから歓談がはじまり、花束贈呈や謝辞・お披楽喜までの流れのなかで、進行の妨げを避けるタイミングがあります。そのタイミングを式場側の判断にお任せして、従うようにしましょう。
あらかじめ新郎新婦を通して、会場側に伝えられれば、会場スタッフが誘導してくれます。
では、どのくらいの時間だったら、途中入退席が失礼にあたらないものでしょうか。これはさまざまな意見もあるかと思いますが、披露宴の所用時間半分を超えるようでしたら、欠席して別の形でお祝いをするほうが望ましいでしょう。披露宴中に新郎新婦も、あなたが間に合うかどう気遣いさせてしまいます。
それでも、どうしても出席したいというほどの新郎新婦との間柄の場合は、新郎新婦にその気持ちを伝えましょうね。ふたりからしたら「かえって申し訳ない」とも思いますし、「嬉しい」とも思ってくれるはずです。
・ご迷惑でないか」「何時くらいに到着・退席)なのか
・ご家族にも失礼にならないか
・進行の妨げにならないようなタイミングで入席(退席)したいと思っていること
を相談、伝えること。
結婚式 遅刻した場合のご祝儀の渡し方、ご祝儀の金額は?
ご祝儀は、遅刻でも退席でも相場額の全額用意をしましょう。
当日遅刻した場合の芳名帳への記帳とご祝儀のお渡しですが、遅刻の場合は受付が終ってしまっています。まず式場担当者に芳名帳への名前の記帳はどうすれば良いか確認してください。事前に遅刻が分かっていれば芳名帳を用意しておいてくれます。
次にご祝儀のお渡しですが、基本的には新郎新婦の両親や兄弟姉妹といったご家族にお詫びの言葉を添えて、披露宴後にタイミングを見計らってお渡しするのがマナーです。披露宴の最中のお渡しはNGです。
まとめ
新郎新婦が「挙式リハーサル前にLineで遅刻の連絡があった。」とか、「遅刻したゲストからご祝儀をお色直しの中座で外に出た時に受け取った。」とか「受付頼んだ友達が場所間違えて遅刻。」・・・「こういうことってありえませんよね」と実際に新郎新婦から結婚式後に聞いた話。スマートに対応できるに、参考にしてくださいね。
コメント