結婚式 親族のみ「気まずい盛り上がらない?」元プランナー直伝のお勧め演出を教えます! 

コロナの影響もあり、親族のみの結婚式をする人たちが以前より増しているようです。友人や知人の結婚式に参列したことがあっても、親族だけの結婚式には参列したことが無いという人たちがほとんどのため実際自分たちが招く側となると「何をしたらいいのか分からない」どんな時間を過ごしたら良いか分からない」と思っている人、多いのではないでしょうか。               今回は親族のみの結婚式「やってよかった!!」とゲストにも喜ばれるお勧めの進行やおもてなし方法を招待人数ごとに元プランナーが解説いたします。




親族のみの結婚式 「盛り上がらない・気まずい」そうならないために必要なこと

 

少人数の場合、人数とその構成は進行にとても関係してきます。では親族のみの結婚式だと、どのくらいの招待人数になるのでしょうか。                                                         その平均人数は6名~30名前後と言われています。

招待人数ごとの内訳

① 両親4名+兄弟姉妹2~3名⇒6名~10名未満                           ② ①+兄弟姉妹の配偶者(義理の兄弟等)+甥っ子姪っ子⇒20名未満                       ③ ②+祖父母+叔父叔母・伯父伯母など⇒30名前後

①のように親・兄弟姉妹だけの家族のみという場合もあれば、②のように兄弟姉妹の配偶者やその子供、更には③のように祖父母に加え、叔父や叔母なども加わる場合もあります。

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今は少人数結婚式も増えてきました。招くゲストといえば両家両親や兄弟姉妹、祖父母や子供のころから可愛がってもらった身内のみ。だからこそ準備や当日の時間の過ごし方など、従来の披露宴型とは違った迷いや悩みもあると思います。今回は招く範囲から案内状...

 

①の場合は“両家顔合わせで面識がすでにある人たち”と考えられますが、②③については初めて顔を合わせる親族も多いでしょう。「中にはそもそも両家が仲良くなくって・・・」という場合もあるようです。そうなるとせっかく来ていただいたのに盛り上がらない・・・」「気まずい雰囲気になるのでは・・・」と少人数だから起こりそうなことが心配になってきますよね。

盛り上がらない、気まずくなる理由

■初めて顔を合わせる親族が多い                                         ■そもそも両家が仲良くない                                                         何を話していいか分からない!

でもこの心配事、見方を変えればメリットに変わるんですよ。

 

親族のみの結婚式メリット                                             ■少人数なのでゲスト一人一人と会話ができる                                   ■アットホームな雰囲気でゲスト全員に楽しんでもらえる

そう、少ない人数に合わせ進行や内容をしっかり準備しておけば、ゲスト一人一人に感謝やもてなしを伝えられるアットホームで絆深まる結婚式にすることができるんです。


結婚式 親族のみ でよくある疑問

プランナー時代、少人数の結婚式でよく質問されたことがあります。みなさんも同じ疑問を持っているのではないでしょうか。                                  よくある質問・疑問                                    ■司会は必要?                                       ■乾杯などの発声は誰がするの?                                   ■祝辞などのスピーチは必要?                                   ■演出とか催しがないと寂しくない?                              次の章からゲスト人数ごとにこの質問を解決していましょう!

 

親族のみの結婚式 「10人」寂しい・つまらないと言われないための進行

例えば前章であげられた①両親4名+兄弟姉妹2~3名⇒6名~10名未満の場合、両家顔合わせで面識がある人たちばかり。そのまま会場に集まって会食でももちろん構いませんが、始まりと結び・会食中の心得を知っておくと、ただの会食ではないメリハリのある時間が過ごせます

 


■司会は必要かどうか

この人数の場合は特にプロを雇う必要はありません。(予算削減にもなります。)会場側の主担当者が略式で対応してくれる場合もりますし、もし兄弟など担ってくれる人がいたらお願いしましょう。場合によっては新郎自身が自ら行っても温かみのある進行になって良いと思います。

■お勧めの進行                                        ①新郎よりウエルカムスピーチ                                     ゲストの立ち合いのもと挙式が整ったこと、列席の感謝とお礼を伝える               (ここで初めて顔合わせする人たちがいたら紹介しましょう)                          ②入籍日の報告                                              (済んでいるのか、もしくは予定など)

③新居のこと                                          (どこに新居を構えたのか、構える予定なのか)
④これから家族で楽しみたいことなどあったら                        (これから家族や親戚が増えることで楽しみたいこと、希望や夢を話しましょう)

⑤乾杯の発声(両家どちらかの父より)
ここはそのまま引き続き新郎が行っても良いですが、この人数だったら和やかにゲストを巻き込むために両家どちらかの父でも良いと思います。


⑥歓談
全員の顔が見え会話ができるようなレイアウトだと思いますが、密を避けるために席配置が分かれている場合はテーブルをふたりでテーブルをまわりましょう。相手の兄弟姉妹・甥っ子や姪っ子は中々会う機会もない場合多いものですが、この機会に親しくなることもあるんです。(私自身の親族がそうでした。)事前に共通の話題(学生時代の部活や趣味)ないかリサーチし、その話題を添えて会話をすると嬉しいものですよ!

⑦結びの演出
サプライズで両親に手紙を読む”“花束やギフトを渡す”「今までありがとう」を伝える場は結婚式のひとつの大切な意味にもなります。特に結婚式の前「すでに新居に引っ越していたので親に挨拶していない」「準備でバタバタしていて一緒に食事すらしていない」「なんか照れくさくて・・・」と機会を逃してしまっていたら、ひとつのけじめとしても設けることをお勧めします。             ⑦おひらき(新郎新婦もしくは両家どちらかの父)
新郎新婦からお礼の挨拶でもよいと思いますが、乾杯を両家どちらかの父であったらそのもう一方の親でも良いと思います。場がしまります。招待状差出人が両親の場合はおひらきは新郎の父、新婦父、新郎父の順で挨拶すると良いですよ。

 



結婚式で親族のみ「20名~30名」進行はどうする?

このくらいの人数になったら略式の司会進行ではなく、時間配分を考え進行をしっかり組むことによって全体がまとまります。


 

■司会は誰に?
プロもしくは親族などお願いできる人がいたらその方に司会を頼み、事前に進行を組み立てしましょう。                                            ■お勧めの進行                                          ①新郎よりウエルカムスピーチ                                      こちらも10名前後の結婚式と同様、新郎のウエルカムスピーチがお勧めです。                    ゲストの立ち合いのもと挙式が整ったこと、列席の感謝とお礼を伝えましょう。                  ②ゲスト紹介                                                                                                                                                                              ゲスト人数が増えれると相手のことを知らない人も多くなります。司会からの紹介だとやや堅くなりがちなので、新郎新婦から一人一人簡単な紹介をすると場に親しみがわきます。           人数によって時間が長くかかりそうだったら席次表を用意し、肩書だけでなく“いついつ時代からの友人で●●が得意。いつも尊敬してます”など書き添えたものはゲストにも好評です。

3)乾杯                                            新郎がウエルカムスピーチのあとそのまま、乾杯発生でも良いですし(シャンパン抜染を新郎が行っても良いですよね)と思いますし、両家どちらかの父が行うのもよし。               4)歓談                                           歓談の時間は自身も含め、お互いの親戚が仲良く知り合うチャンスです。こちらも10名ほどのときと同様、できれば事前に招待ゲストをリサーチし、立ち入り過ぎに相手を不快にさせない程度に共通話題などで、親しくなるよう紹介しあったり挨拶したりするように心がけてください。

5)おひらき(新郎新婦もしくは両家どちらかの父)
こちらも10名ゲストのときと同様、新郎新婦からお礼の挨拶でもよいと思いますが、乾杯を両家どちらかの父であったらそのもう一方の親でも良いと思います。招待状差出人が両親の場合はおひらきは新郎の父、新婦父、新郎父の順で挨拶すると場がしまります。

 



結婚式親族のみ 演出アイデア 元プランナー厳選 お勧め5選!

度々にわたってお伝えして参りましたが、少人数だから、そして親族ばかりだからこそ活きてく演出があります。お勧めの演出をリストしてみました。

■挙式セレモニー

♦人前式
こちらはここ数年、親族のみや少人数結婚式の増加に伴い実施率が高くなっている挙式様式です。
キリスト教式が日本で人気高まる明治のころまで、嫁ぐ先の家で親戚や隣人・知人が証人となり式を執り行いそ、その後祝宴するというものです。

♦リングリレー
挙式のセレモニーの一部に入れてみてはいかがでしょうか。指輪の交換前にマリッジリングをリボンにとおし、列席者が祭壇に向かって「幸せに!」「末長く!」という祈りを込めて送っていくというセレモニーです。人数が多いと時間がかかりやや間延びしていがちですが、少人数だと適度な所要時間で、また指輪を送るゲストひとりひとりの顔が見える演出になります。


■歓談中の演出

♦プロフィール紹介
新郎新婦子供のころからのエピソードをたくさん知っている親戚も多い場合、成長記録とともに、それぞれ親戚のみなさんと一緒に撮影した写真を集めて「夏休みの思い出」「お正月には」などコメントを入れながら作成した映像を歓談中に放映。参加型に近い演出でゲストも喜ぶ心温まる演出として人気が有ります。

♦ケーキカット                                          ありきたりと思うかもしれませんが“結婚式らしさ”には欠かせない演出です。小人数だったら密も避けられ新郎新婦とたくさん撮影ができます。                                  ■ペーパーアイテム

こちらは一般的な披露宴でも良く用意させるアイテム、前章でお伝えしたゲストの紹介を兼ねた席次表、またプロフィール紹介を映像ではなくペーパーアイテムのひとつに加えるという案あります。 制作会社に頼むとオーダー最少部数があるので割高になる場合も。作つことが好きな人・得意な人は
台紙だけ購入し、フォーマットをパソコンからダウンロードしたりすると無駄なコストもかからず経費削減にもなりますよ。

 



まとめ

 

少人数の結婚式はゲスト一人一人との触れ合いを大切にした時間が過ごせます。子供のことにお世話になった親族に久しぶりに会えたり、初めて会う親族や親しくなかった人たちと近づく機会でもあります。新郎新婦である二人がホスト役となり来てくれたみんなの心を繋いてくださいね。


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