結婚式に招待されたゲストの立場で「やってはいけないこと」。服装やご祝儀のことは当然ですが、式や披露宴の最中、頼まれた余興のことなど、意外と気づかない大切なマナーがあります。新郎新婦からの声や、参列のゲストから聞いたことによる学ぶべきマナーをお伝えしますね。
結婚式 招待状の返信マナー
返信用ハガキは招待状を受け取って出席の場合は、2~3日内、遅くても1週間以内には返信することが基本のマナーです。
やむおえず欠席をしなければならない場合は、1週間ほど日にちをおいてから返信しましょう。すぐに返信となるとそっけなく感じる場合もあります。「調整を試みたのだけれども・・・」「都合をつけたかったのだけれど・・・」と参列できないことへの残念な気持ちを、すぐに返信しないことで示すという細やかな配慮です。
そして、別途SNSやメールで出席の意思を示していたとしても、ハガキの返信が正式な出欠の返事になることもお忘れなく。招待状を送ってくれた新郎新婦へのお礼の気持ちを込めて、返信ハガキを送りましょう。
【招待状の返信について注意すべきこと】
SNSやメールで出欠席の意思を伝えていたとしても、ハガキの返信を忘れずに。
結婚式 出席の連絡後に欠席となった場合に気を付ける事
一旦出席を伝えていた後に欠席になった場合、特に間際の欠席は楽しみにしていた新郎新婦としては、とても残念に思えること。ましてや間際は料理や引き出物なども用意をしていてキャンセルができな場合もあります。ご祝儀含めて、丁寧に欠席を伝える必要があります。
欠席の場合の伝え方やお祝い・ご祝儀のことなど、こちらで詳しく伝えているので参考にしてください。

結婚式 服装のタブーは何?
女性の服装で気をけるべき事「新婦のドレスと同じ色にならないようにする」こと。結婚式参列三大常識の一つです。そうするとおのずと「白」はNGに。また新婦がお色直しする場合はそのドレスを同色にならないような配慮も必要でしょう。あらかじめ新婦にそれとなく聞けるのが一番ですが、直接聞けない場合は、一緒に列席する友達とも相談して、周囲からリサーチをかけておくと良いですね。
最近では、披露宴の催しのひとつで新婦のお色直しドレスの色当てクイズというのも流行っていますが、それで色がかぶってしまったら、それはもう致し方ありません。
また黒やネイビーの服装でも問題ありませんが、バックやアクセサリー、羽織ものを華やかな色にしたり、ストッキングは黒にしないなど、喪服を連想させるようなスタイルにならないように気を付けてください。
また一緒に参列した友人の話ですが、淡いベージュ系のワンピースだったのですが、明るいところだどオフホワイトに見え、新婦のややベージュがかったドレスの色とかなり近い色味に・・・。本人も居心地が悪かったようで、ショールを貸してあげたことがありました。淡いトーンの服装には要注意です。
男性の場合の注意点、見ていて気になるのは、合わせる鞄がないのかリュックなどのカジュアルな鞄。あと普段よく履いているのか、はきこまれた=くたびれた感の靴。鞄はクロークで預けるので問題ないといえば問題ないのですが、結婚式はフォーマルな場であることをお忘れなく。セカンドバックのようなものがお勧めです。靴も同様フォーマルな場にふさわしい装いを。
【服装で気を付けるべきこと】
黒など着る場合は、華やかなアクセサリーや小物で喪服を連想させない装いに。
男性は、鞄や靴も、フォーマルに相応しいもので合わせましょう。
結婚式 遅刻する友達はありえない!?
当日、時間には遅れないように。天候によって交通機関に乱れが生じやすい時期は、早めに自宅を出るなど余裕を持ってくださいね。式場で着替える場合も同様です。そして受付など頼まれている場合は特に注意を。また挙式から参列の場合、式中に扉が開くとかなり目立ちます。挙式に遅れたら式には参列できないくらいの気持ちでいてください。
万が一、やむなき事情で遅れる場合は、新郎新婦へLineなどでの直接連絡ではなく、式場へ連絡をしましょう。招待状に連絡先が書いてあることはありませんが、ネットで調べて要件を伝えればしかるべきところへ繋いでくれるので慌てずに。
万が一遅刻する場合は、新郎新婦へ直接ではなく、式場へ連絡を。
結婚式 ご祝儀袋の用意について
ご祝儀袋ですが、バックにそのまま入れたりすると角が折れたり汚れたりします。時々、祝儀袋を購入したままの包装紙やビニール袋に入れたまま持ってきて、後ろを向いてコソコソ出しているゲストもいますが、袱紗に必ず入れて持ち歩くようにしましょう。ひとつひとつの所作が品格につながります。
結婚式 迷惑行為にならないような参加の仕方
これは当日立ち会ったプランナー目線で、気が付いたことですが、
・携帯で撮影しようと立ったり歩いたりして、カメラマンの導線の邪魔になったり、前に立ちはばかり、他ゲストがなかなか撮影ができない、後ろの人から新郎新婦が見えない。
・披露宴中に携帯電話をいじっている人、意外と多い
・余興の準備かなにかでテーブル全員がゴッソリ離席。他ゲストのスピーチを聞いていない時間が長かった
です。挙式中は撮影禁止という会場も多いのですが、式は神聖な時間と場所。たとえ撮影禁止になっていなくても進行の妨げになるほどの撮影は失礼にあたります。またプロのカメラマンは新郎新婦から料金を頂戴してふたりから喜んでもらえるような最大限クオリティの高い撮影に望んでいます。彼らの導線を邪魔するというのはよっぽどの参列者ですが、例として言うなら、カメラを趣味とするアマチュアカメラマンが意外とそれにあたりますのでご注意くださいね。
携帯をいじっているゲストも実はリアルタイムで、友だちへ送ってあげたりしているのかもしれませんが、他のゲストが不愉快に感じたり、新郎新婦の目にとまらない程度にしておきましょう。
余興の離席も意外とよくある場面です。ある程度は致し方ないとしても、事前に準備を整え、本番前には最小限の準備の時間で済むよう配慮が必要です。
また今どきいるのか・・・?とお思いでしょうけれど、いつの時代でもあるのが
・泥酔 自ら飲む、他のゲストに進める、新郎に勧める
・ゲストのスピーチなどの最中に大な声で話す。聞いていない
これは最低限のマナーとしてやめましょうね・・・。
【参列中の気を付けるべきマナー】
周囲のゲストの邪魔にならないように。
披露宴の最中は、携帯電話の必要以上の利用や離席は最小限に。
お酒は自分で飲むのも、人に勧めるのもほどほどに。会話のトーンも周囲の迷惑にならないように。
結婚式の余興 台無しにしないために気を付けること
ゲストの好意でつくった素敵な演出「ムービー放映」というのもありますが、これについては放映時間に気を付けてください。伝えたいことがたくさんあるのは分かるのですが、長すぎる時間は間延びがしてしまい、見ている側が飽きてしまいます。目安は5分~10分くらいがベストです。
また、こちらも「今どきあるのか・・・?」と思うような常識外ですが、いまだにあるようなので要注意です。
・余興で新郎をいじりすぎる
・内輪ネタ
・下ネタ
親しみを込めたとしても「いじる」ことは一歩間違えば相手をさげすむことになります。両親や新婦の気持ちになってみると、あまり良い気持ちにはならないはす。
内輪ネタや下ネタも封印した方が良いですね。ゲストにはご年配の方や小さな子供もいるはずです。誰しもがHappyな気持ちになれる場であることを忘れずに、新郎新婦があの人に余興やスピーチを頼んでよかったと思ってもらえるような演出をしましょう。
【余興で気を付けるべきこと】
不快に思うようなネタや内輪ネタは封印を。
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