結婚式で用いられるアイテムには、結婚式ならではの「縁起」が良い意味が込めらています。そのモチーフやアイテムを意味と共に揃えてみました。これからご自身の準備をする何かのヒントになり楽しんで読んでいただけますように。知っているものはいくつありましたか？
結婚式 オリーブの木、松の葉、ブロッコリー、ウェディングツリー 樹にまつわるお祝いごと
◆オリーブの木
「幸せを呼ぶ樹」と呼ばれる樹。
1本の樹では実が付きにくく、もう一方のオリーブの樹に寄り添うことで実をつけることから「夫婦の樹」とも呼ばれています。
結婚式では、ヨーロッパの言い伝えで「魔除け」の意味もあるそう。花嫁を守るという意味でブーケにオリーブを入れたり、ゲストに土を入れてもらった鉢植えに、新郎新婦や両家の両親・親しい友人などが一緒に水を注ぎ「新しい絆を育てていく」という演出としても取り入られています。
◆松の葉
「寸志」と同じ意味合いのもので、松の葉に包むほど少しであることから「ほんのささやかな」手土産の熨斗紙の表書きとして用いられます。新潟地方ではその表書きに新郎新婦の名前を入れて、結婚式の名披露目として贈られているそう。
松の葉は、二本一対。夫婦の姿に似ているとして用いられているという説も。
◆ブロッコリー
男性が行う結婚式の演出。花で飾り付けたブロッコリーを新郎が後ろ向けに投げ独身の男性ゲストがキャッチするブーケトスの男性ヴァージョン。
ブーケトスは14世紀の頃、欧米からはじまったようですが、ブロッコリートスははじまりは2010年頃、日本や台湾などのアジア圏が発祥と言われています。
ブロッコリーの花言葉は「小さな幸せ」。受け取った人の「子孫繁栄」や「健康」を願う意味があります。
◆ウエディングツリー
もともとは、欧米で芳名帳として使われていました。
木の絵の上に、ゲストの指印と名前のサインを書いてもらい、ひとりひとりの指印が木の葉っぱとな見立て１本の木が完成。
指印にはふたりへの祝福と結婚の承認の意味となります。
結婚式 ウェディングケーキ、ファーストバイト、クロカンブッシュ、マカロンタワー、ケーキにまつわるお祝いごと
◆ウエディングケーキ
ウェディングケーキの謂れは世界のいろいろな国で諸説物語がさまざま。日本の基本説は「幸せをみんなで分かち合う」という意味と「人生の幸福や繁栄、豊かさの象徴」。
ケーキ入刀やファーストバイトは言わずと知れたセレモニーですが、“ラストバイト”と呼ばれるセレモニーもあります。ケーキカットの後、母親が新郎新婦にケーキを食べさせます。 母親からの「最後の食事」という育ててきた母から子への旅立ちを祝うセレモニーです。
◆クロカンブッシュ
フランスの伝統的なウェディングケーキ。シュークリームのタワーで小さなシュークリームが円錐形に積み重なったもの。子孫繁栄の意味をもつそう。古き時代ではケーキカットのように飴細工で固めら得たマカロンタワーをトンカチで叩いて割崩し、ゲストに配って幸せと繁栄を願ったそうです。
◆マカロンタワー
こちらも もともとは、クロカンブッシュ模したものです。マカロンタワーもそれにならい、子孫繁栄と祝福の意味で使われるように。
結婚式 ロールケーキ、バームクーヘン、金平糖 お祝いごとに使われるお菓子の意味
焼き菓子は“引き菓子”に用いられます。
引き菓子とは、お祝いの席に出席してくれた方に「幸せのおすそわけ」としてその家族にお持ち帰りいただくものです。
◆ロールケーキ
巻かれている形状を「長いご縁を」という意味。
◆バームクーヘン
切り口が年輪のように見えることから、「年輪のように末長く続き繁栄していきますように」という願いから。
◆金平糖
金平糖は和菓子のなかでも時間をかけて丹念に作られます。新しい家庭を築く姿になぞらえて、結婚式のおめでたい菓子とされています。
結婚式 水合わせ 餅 が和のお祝いごとにつかわれる理由
◆水合わせ
もともとは神前式で行われていた儀式。新郎新婦がそれぞれ実家で汲んだ水を一つの盃の上で合わせて新しい家族が生まれることを意味し、その水に新郎新婦が口をつけることでこれからの決意を表明することになります。
◆餅
餅は日本古来で縁起の良い白鳥に連想されていて、神秘な霊を宿すものと考えられていたそうです。 餅を食べると、新しく生命を再生させる霊力があると信じられ、お祝い事で使われるようになったとの事。
結婚式の演出で取り入れられる餅つきは「絆固め」の意味。
まとめ
季節の柄がプリントされたトイレットペーパーに「末長く」を例え、引き出物にする人もいるそうです。これからまら新たな文化が結婚式を通して生まれるのかもしれませんね。
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