結婚式で「カラードレスを着るか着ないか?」で迷っていたら是非読んでみてください。「似合うカラーの選び方」を体型と色&素材のこと・ブーケやアクセサリーのコーディネートの合わせ方のコツまで元ドレスプランナーが教えます。
結婚式でカラードレスは着ないと後悔する!?
”お色直しでカラードレスへ”というのが良くあるイメージ。実際、半数以上の花嫁がカラードレスを着ています。
そもそも何故お色直しをするのか?というと日本の結婚式特有の風習が根付いてるから。“何色にも染まっていない白の着物(白無垢)で結婚式が始まり、その後相手の家に染まった証に色の着物(色打掛)に着替える”という慣わしが形を変えながら残り続けてきたのです。
ですが、最近は様々な理由から結婚式でカラードレスを着ないと選択する人も増えています。”カラードレスにピンとこない・好きなウェディングドレスをずっと着ていたい・予算を抑えたい”…など理由は様々。
筆者もカラードレスを着なかった1人ですが、結婚式から数年経った今でもカラードレスを着なかった事に後悔はありません。
日本の風習を大切にする事も一つですが海外の結婚式のようにお色直しをせず気に入ったウェディングドレスを1日中着て結婚式を楽しむのも良いですし、カラードレス以外の衣装にお色直しをする事も選択肢として取り入れられる時代に変化しているという事です。
ただしカラードレスを着ない場合はしっかりと考えた上で決断すべき。後から後悔しないように以下の内容を考えてみて下さいね。
♦︎家族や新郎はカラードレスを着ない事を問題視していない?
結婚式のカラードレス選びでピンとこない!ドレス迷子たちは視点を変えて考えてみて
実はカラードレス選びで迷子になる方は多いです。”ウェディングドレスはあれもこれも着てみたいデザインがあったのにカラードレス選びになると何故かピンと来なくなってしまう”ドレス迷子さん。
元々カラードレスを着る気持ちがないのであれば無理にカラードレスばかりを試着せずに別の衣装へのお色直しに方向性を変えてみる事も一つです。和装に着替える・挙式とは違うデザインのウェディングドレスに着替えるという選択肢もあります。カラードレスではピンとこなかったけれど和装選びにチェンジした途端に楽しくなってきた!という方は実際多いですし、ウェディングドレス→ウェディングドレスへのお色直しもシルエットやデザイン・コーディネイトを変える事で十分にお色直し感は出せます。
カラードレスを着たい気持ちはあるのにピンとこない人は一旦ご自身の希望のカラーに絞って試着をするのではなく、ドレスコーディネイターに提案してみて貰う事も一手です。好きな色ばかり試着を続け”コレ”といった1着に出会えていない花嫁に、今まで試着してきたカラーとは全く違うドレスを“騙されたと思って着てみて下さい”とお薦めしてみたら最高にお似合いな運命の1着が見つかったという経験はよくありました。
このように沢山の花嫁を見てきたプロならではの視点からの目から鱗なドレス提案が案外しっくりくる事もあるのです。
結婚式でカラードレスを着たくない時の選び方 体型は関係ある?
カラードレスを着たくない方はどうやってドレス選びをしたら良いかすら分からなくなってしまう事もありますよね。前章で述べたように無理にカラードレスに縛られず視野を広げて考える事も一つですが、ここでは体型別オススメカラードレスデザインをご紹介。カラードレスを着る予定の方は参考にしてみて下さいね。
体型別オススメカラー
♦︎スレンダー体型
パステル寄りの柔らかい色がお薦め。そうすることで全体的にふんわり華やかな印象になります。逆に濃いめの(特に寒色)は全体的に締まった印象になってしまいより細く・寂しく見えてしまう事がありますす。
♦︎ぽっちゃり体型
スレンダーの方と真逆の濃いめでハッキリした色がお薦め。全体が締まった印象になりシュッっと見え効果があります。淡めのカラーは膨張色として逆にふっくら見えてしまう事もあります。
♦︎お薦めカラーとは逆の色のカラードレスを着たい場合
濃いめの色が好きなスレンダーさんやパステルカラーが好きなぽっちゃりさんもいます。そんな時はカラードレスの素材をチェックしてみて下さい。
濃いめの色を着たいスレンダーさんの場合は濃いめのカラードレスの中でもチュールやオーガンジーなど柔かくフワッとした質感の素材を、
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パステルカラーを着たいぽっちゃりさんはサテンやミカドなどパリッとしたハリのある素材を。そうする事でお薦めとは反対色のカラードレスでも、体型カバーをしながら着こなしやすくなりますよ。
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結婚式カラードレスで珍しい色を着たい グレー地味めやくすみカラーはどう?
ピンク・赤・青・水色…カラードレスはカラフルで鮮やかでなければいけない?いいえ、それはもう古い考え方。カラードレスの選択肢は幅広くなりスモーキーなくすみカラーやグレー・ブラック等のカラードレスを目にする事も増えました。ご自身が着るカラードレスなので自分が気に入っていて似合っている事が一番大切です。
ただしくすみカラーやグレー等、一見地味とも見えかねないようなカラードレスを選ぶ時には注意した方が良い事も。
それはご両親や年配の方の反応です。ゲストの年齢層が上がる程、”カラードレスは鮮やかな色!”と思い描いている割合は増えていくもの。「お色直し入場で扉が空いた瞬間に鮮やかなカラードレスで出てくる事を想像していたのに…まさかの地味な色。なんだかがっかりした。」なんていう感想を受けてしまう事もあります。ご両親や親戚の方の反応を大切にしたい方はこのような事も踏まえてカラードレス選びをしてみて下さいね。
くすみカラーのドレスだからこそ楽しめるのはブーケ選び。シックなカラーのドレスだからこそ鮮やかな花材が映えますし、カラードレスの色に合わせずブーケを際立たせる事も可能。バリエーション豊かなカラーリングを楽しめます。このようにブーケで華やかさをプラスする事で、寂しく見えてしまう事もあるくすみカラーのドレスをより素敵にコーディネイトする事も出来ます。
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くすみカラーは最近着る人が増えてきたから、さらに珍しいカラーを選びたいという方はミックスカラーや柄物もお薦めです。
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カラードレスにアクセサリーなしでO K?
ここ数年は大ぶりモチーフのイヤリングにノーネックレスのコーディネイトが主流です。特にカラードレスは存在自体が華やかですのでネックレスがなくても寂しく感じることは少ないです。
時にデコルテを華やかに彩ってくれるネックレスですが、人によってはスタイルアップを妨げてしまう可能性も。着痩せ効果のポイントとして顔〜首〜デコルテと縦ラインを際立てるとスッキリ見え効果がありますが、ネックレスは横ライン。縦ラインを分断する事になるので小顔効果やデコルテがスッキリ見える効果が半減する事があります。
もし、イヤリングだけでは寂しいと感じる場合は華奢なタイプか縦ラインを強調するデザインのネックレスをセレクトすると良いでしょう。
付ける・付けないは自由ですが、“ネックレスを付けなければいけない”という既成概念は必要ありません。コーディネイトはプラスするだけでなくマイナスする事も一手だと覚えておいて下さいね。
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