結婚式の契約前(申し込み前)の見積もりは、予算準備のための最重要事項。「思っている以上に上がってしまった」ということは、よく聞く話。そうならないための準備について、お役に立てるようなこと、お伝えします。
結婚式の初回見積もり もらうための準備について
初回相談・下見見学は、自身のイメージする結婚式を叶えるには、どんな会場でどんなことができて、いくらかかるかを知るためのもの。何社か行って比較検討をすることになりますよね。基本的にはどの会社も見積もりをくれます。自身の希望に近い見積もりをもうらために、準備をしておく項目があります。
・結婚式の時期
「来年の秋ごろ」とか「ゴールデンウイーク明け」とか大まかな季節、このくらいまでは決めておくことが必要です。リゾートウェディングのように宿泊が伴うウェディングはシーズンによってツアーなどの料金が変わってきたりするので、さらに「何月の連休がらみ、上旬、下旬・・・」など分かると良いですね。また、式場オフシーズンは、特典の付いたプランを出していたりするところもあるので、そんな情報もゲットできるかもしれません。この時期がぼんやりしていたり、あまりに先だと(1年以上前)式場側もあまり熱心に対応したり、情報提供をしてくれません。予約枠を手間から埋めていきたい、先過ぎると料金の変動などがあるからです。
・式のスタイル
「キリスト教式」「人前式」「神前式」、式のスタイルによって挙式料は異なります。ここも料金差が出てくる箇所なので、式のスタイルは決めておきましょう。
・ゲストの人数これは何十人単位というざっくりとした感じで構いません。70名とか80名とか、そういう出し方です。料飲、引き出物に関わり、これによって総額がかなり違ってきます。
相談予約を入れるときに、上記の項目はヒアリングされるとことが多いと思います。ネットだとアンケートのようにチェックボックスにチェックを入れるという感じですかね。中にはネット予約後にプランナーが直接電話をかけて「来店確認」などをよそおいヒアリングをする熱心な式場もあります。このときにお客様からいろいろ情報を聞き出せれば聞き出せるほど、接客の準備が整い、短い時間で有効な情報をお伝えし、数ある式場の中から「選ばれる」可能性が広がるからです。(参考までのお話です)おふたりもできるだけ情報提供しておくとメリットある提案をしてもらえるかもしれませんね。
結婚式の見積もり 初回から契約前まで もらっておくべき内容は
【1回目の見積もり】
初回相談では、おふたりもあまり具体的なことが決まっていないケースが多いので、それぞれの会社が用意した大まかなパッケージプランであったり、ゲスト人数ごとのひな型で、すでに用意してある見積もりをもらうことが一般的です。(お二人用にカスタマイズされていないものという意味です)
例えば「60名総額320万円。含まれるものは・・・」などです。会社によっては、同じ60名様でも3ランクぐらいに分けて、
■ベーシック(梅):最小最低限の内容で作られた見積もり
■スタンダート(竹):真ん中くらいのランクのアイテム=金額で構成された見積もり
■グレードアップ(梅):スタンダードより1ランク上くらい良いアイテムで構成された見積もり
用意されている場合がありますので、松竹梅を3点セットをもらっておきましょう。選択肢が増え、他社との見積もり比較に役立ちます。
【2回目の見積もり】
初回相談を数社まわると自身の「結婚式の時期」や「やりたいこと・やりたくないこと」「こだわりたいこと・こだわらなくてよいこと」などが具体的に思い描けるようになり、予算感も分かってきます。それによって会社も絞り込めてくると思います。
そして絞り込んだ会場で、自身の希望に、より近づけた見積もりをもらいましょう。そのために
①こだわりたいアイテム
②真ん中くらいでいいアイテム
③こだわらなくても良いアイテム
④迷うアイテム(高めと抑えめ)
に分けておき、
高め設定「①+②+③+④の高め」で1ヴァージョン
抑えめ設定「①+②+③+④の抑えめ」1ヴァージョン
の合計2ヴァージョンで出してもらっておきましょう。
またゲストは上限しやすいので、1名増えた場合はいくら追加になるのかを聞いておくこともお勧めします。
結婚式の契約後の注意点
2回目にもらう見積もりで①~④の分類をしておくと、契約後(申し込み後)の打ち合わせもスムーズに進むと思います。
その後、打ち合わせで本格的にアイテムを決めていくにあたり、
高め設定を基準に「引き算」で考えていくのか、
抑えめ設定を基準に「足し算」で考えていくのか、
どちらにするのか決めておくと、計画が立てやすいと思います。
私がよくお勧めしていたのは、「高めから引き算」。なぜなら逆の「抑えめ設定足し算方式」にしておくと、その初めの見積もり内で納めることにこだわりすぎ、ふたりらしい本来あったほうが良い演出を削減したり、新婦様が気に入ったドレスをあきらめたり・・・というケースを見たことがあったからです。もし「抑えめ設定足し算方式」にする場合は、追加が必要なときのために、別枠予算枠を設けておくと、後悔しない結婚式が実現できると思います。
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