SNSで「奇跡の1枚」を見つけたら、気になるカメラマンを見つけたら? 次にお勧めするチェックポイント。参考してお気に入りのカメラマンに撮影してもらいましょう。
前撮り 後悔しないためにやるべきカメラマンの作品確認
カメラマンのSNSにUPするカットは、1日を連続で撮影したものの中から選び抜いた1枚。「こんな風に撮影してほしい」という期待にはこたえてくれるはずですが、撮影は新郎新婦の衣装や背景によって、表現も変わってきます。インスタで気になるカメラマンを数人見つけたら、次にお勧めすることは、次のことです。
撮影プランによりますが実際には200カットとか300カットか撮影シーンが長くなればなるほど(お仕度シーンから撮影するとか)、カット数も多くなります。その中からアルバム用の選りすぐりのカットを選んで、アルバム仕立てにするわけです。そして「奇跡の1枚」はそんなたくさんの撮影から生まれるもの。
見て頂きたいのは、できれば全ての撮影カット。200カットとか300カットです。そのカメラマンが撮影した“同じカップル”の200カットか300カットです。
小物撮影や新郎の支度シーンなど、SNSでは見られないカットにも、カメラマンの個性を感じるカットがたくさんあります。全体を見るとよりそのカメラマンのテイストが感じ取れますよ。
前撮り 後悔しないために 撮影データーの確認ポイント
①できれば撮影全カットを1日のストリー自仕立てで見る。全体に好きなテイストかどうか雰囲気を掴む。好みのアングルがあるか(構図)や、全体の色味は好きかどうかを見てください。
②指環・ブーケ・ドレス用のシューズなど、小物などのカットにも注目。ウェディングの大切な思い出のカットになり、またアルバムやスライドショーをつくるときにコラージュの1枚として使ったり。こういったカットもカメラマンによって個性が出ます。
③次に色味。肌の色、ドレスの色を注意してみてください。カメラマンよっては、全体の撮影の雰囲気やロケーションでの構図などは好みだけど、新婦に寄ったカットだと、肌の色味がきれいに見えない・・・とかカメラマンによって得意だったりすることが違います。もちろんこれは自身の感じ方です。好みかどうかです。
④ディテールも確認してください。例えばドレスをこだわって選んでいたら、そのドレスの美しさが表現したカットを撮ってもらえるのか。そういったカットがあるかどうか見てください。カメラマンにサンプルカットを見せて、相談してみると良いと思います。全体の雰囲気を重要視して撮影しているカメラマンの中にはドレスの色が白くとんで、ビーズや刺繍などの細かな美しさが表現されたものが無いということもあります。
新婦の表情も同様です。これも本当に好みだと思うのですが、全体の雰囲気、背景の取り方(構図)に好きなカットが多くても、新婦に寄ったカットでは、肌の色が美しく見えないとか、陰影が強くてほうれい線や表情ジワが意外とはっきりと見えるようなカットが多いとか、自然な表情や躍動感のあるドラマティックなシーンの良さだけではない部分も見ておいてください。
これはディテールではありませんが、もうひとつ念のために伝えておくと、動きのあるドラマテックなカットだと、どこまで許容範囲とすべきなのかというのはご自身の判断・好みになりますが、アテンドスタッフがいても、胸周りや腕周りが着崩れます。ドレスの胸元が下気味になったり横からバスとラインがきれいに見えない、腕が太く見える・・・とかそういったことがどうしたって起こりえます。新婦が美しく見えるカットなどもあるかどうか(もしそういくカットも欲しいならば)もチェックのポイントだと思います。
1日の撮影カットを見ることをお勧めしているのは、そういったところからです。ドラマティックな動きのあるカットは、前述のような着崩れや顔の表情などは、躍動感のある自然さゆえに、表現の大事な要素を引き出す反面起きる事ですが、他のカットのなかに、花嫁の美しさに特化した好みの表現があるかどうか、全体をみて、選んでみてください。
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