「“結婚式に呼ぶ人がいない、少ない”のに、結婚式をしなければならない」「“結婚式に呼ぶ人がいない、少ない”から結婚式をしたくない”と言われて困っている人」・・・いるのではないでしょうか。呼ぶ人がいなくても少なくてもゲストにも喜んでもらえる「やってよかった結婚式」なる方法、あります!
披露宴 人数差ってどのくらいのことを言うの?
結婚式の招待人数の全国平均は約66名と言われています。一般的には両家の人数は合わせた方が良いとされていますが、本人や相手の両親が気にしないなら問題ありません。
「招待したい方々が多くいるなら、こちらの人数を気にしないでお呼びしなさい」と相手の両親に言っていただいけた場合は合わせる必要もありません。
では人数差ってどのくらいのことを言うのか、二人の考え方にもよりますが“4割:6割”ぐらいまでは許容範囲。3割:7割となると気になるというのが多くの意見のようです。
結婚式 呼ぶ人いないその理由、それでも結婚式をする理由
結婚式となると相手あってのこと。まずは相手の状況を理解してあげることが大事ですよね。
「結婚式をしたい」と考えている理由や「結婚式に呼ぶ人がいない、少ない状況」って、人それぞれあるものです。そういう人たちの状況、整理してみました。あなたに当てはまるところありますか?
◆「結婚式に呼ぶ人がいない、少ない理由」
・人付き合いが苦手で友達がいない
・招待するような親戚付き合いがない
・親族と不仲
・仕事柄、職場の人との交流が少ない
・転職・転勤したばかりで職場の人に声をかけられない
・たまに遊んだり連絡をとる人はいるが結婚式に招待するほどではない
・遠方に住んでいる人が多く交通費の負担など考えると招待できない
・出産したばかり、小さな子供がいる友人なので招待できない
ご祝儀や身支度、遠方の場合は交通費などかかるので気軽には声をかけらえないものですよね。また無理に人数合わせで招待しようとすると、それを相手も察してしまうものです。すると返事も当然“欠席”になることが想定できます。結果「呼ぶ人がいない」となってしまうのはないでしょうか。
◆「“呼ぶ人がいない、少ないから結婚式をしたくない”けれども結婚式をしなければならない理由」
・相手の両親に「けじめとして結婚式はするように」と言われた
・彼女には友人が多い
・彼は友人の結婚式に招待された経験が多く、その分同じように友人を招く結婚式をすると考えている
実際に結婚式を「する・しない」で揉めて破談になったケース、少なくありません。「価値観の相違と認識した」が理由のようです。一生に一度の事となると、相手の意思を尊重せざるおえない状況の場合もあります。(特に新婦側で結婚式の意思が強いのに結婚式をしなかった場合は、一生言われ続ける可能性もありますよ。)
◆「“呼ぶ人がいない、少ないから結婚式をしたくない”と言われても結婚式をしたい理由」
・兄弟姉妹も結婚式をして、家庭の文化としてけじめと思っている
・父親が一緒にバージンロードを歩くのが夢、母親は花嫁姿を見るのが夢だと思っている
・友人たちも結婚式をして招待されているので同じように自分もお披露目したい。しないとう選択肢はない
・かねてからドレスを着た姿で祝ってもらうのが夢で結婚式をするのは当たり前と思っている
明確に結婚式をしたい理由があるなら“したい理由分”を相手に理解してもらえるように説明することと、“呼ぶ人がいない、少ない”それが問題にならないような結婚式を提案することが、相手を説得できる方法だと思います。それでも結婚式をしたくないと言い張るような分からず屋は、結婚について考えなおした方がよいでしょう。これから先も事あるごとに「説得」に多大なる労力をかける、自分が折れなければならないこと多いことが想定されます。
結婚式 人数バランス悪い問題 解決方法:少人数の結婚式+二次会
ゲストの人数差が気になるなら、「少人数の挙式&食事会+二次会」という案があります。
少人数の結婚式には
・家族婚
⇒親・兄弟姉妹やその配偶者(約10名前後)の挙式&食事会
・親族婚
⇒親・兄弟姉妹やその配偶者、近しい親族まで(約20名くらいまで)の挙式&食事会
があります。近しい人たちだけでアットホームに結婚式を行い、その後に友人たち中心の二次会を行うというのはいかがでしょうか。二次会だとパーティ中はゲストも動きますし、席を分ける必要もないので、人数のバランスが目に見えにくいという利点があります。
またどうしても結婚式に招待したい友人がいる場合は、親族婚に招待したらいかがでしょうか。家族婚よりも親族婚のほうが人数が増えるので、友人も気遣いが減ります。あらかじめ互いの両親に了承を得て、両親から親族に伝えてもらっておく、もしくは食事会のときに新郎新婦から友人の紹介をする場面をつくるなど、工夫をすると場が和み、親族も快く友人を迎え入れ温かみのある場になりますよ。
結婚式 友達いない!?呼ぶ友達が少ない場合 解決方法:席と演出の工夫
いわゆる「挙式&披露宴」を決行する場合ですが、工夫次第で気になるバランスの差を回避できます。それは席配置と演出です。特に友達の人数差に有効です。
◆席配置の実例
・受け付けで用意してあるテーブルのネームや番号カードを渡す。ゲストはそのテーブルに行き、おいてある席札のところに着席する。
・席次表を作る場合、“新郎友人”とか“新婦友人”にはせず“友人”と記載する。親族の場合も同様。
・友人に人数差が出る場合は、新郎新婦の友人を混ぜて同じ卓にする。
◆スピーチや演出の実例
・乾杯の発声までは誰かを立てるが、余興は入れないで新郎新婦が各テーブルをまわるなど歓談中心にする。
・全員参加型の演出をする
結婚式 代行出席!?
どうしても人数を合わせなければいけないケースもあるでしょう。例えば親が絶縁状態だけど相手の格式が高い。そういった人たちのために代行出
席を派遣する会社があります。需要があるんですね。代行してほしい人はどんな人なのか希望を出すと、名前や年齢、どういう関係か設定をして、その人が当日サクラとして出席します。
どうしてもお困りの場合は、費用はかかりますがひとつの手段として検討するのも、ありですね。
披露宴 人数少ないゲストに気を使わせない席配置は?
招待する人が少ないと、「中学、高校でそれぞれ1人から2人」「どうしても招待したい友人がいるけれどグループにはならず一人になってしまう」など、一人二人で呼んでしまうことで、かえってその人の居心地が悪くなり迷惑なのではないか、グループで呼ばなければならないのかという心配事が出てきますよね。そういった場合、無理にグループで招待する必要はありませんよ。
他の友人テーブルに席を用意し、あらかじめ同テーブルに予定されているゲストに「ひとりで参列する友人がいるのでよろしくお願いしますね」そして本人にも「席は●●さんという人の隣なんだけれど、気さくで良い方なので楽しんでね」など事前に伝えておいてあげると安心です。
あるいは、他に1~2人で主席している人と同じテーブルに席を用意し、それぞれに「隣の人も一人で出席なのでよろしくね」と伝えておけば歓談中に会話をするきっかけになります。
実際、一人で参列したゲストたちは、「一人だったとしてもお祝いしたい友達だったので行きました。同窓会ではないし、新郎新婦をお祝いすることが一番の目的なので気になりませんでした」という感想を言っています。
まとめ
「結婚式に招待する人について考える=これまでの人間関係について考えてみる」という機会なのかもしれません。また結婚する相手の価値観を理解したり共有したり、協力をする機会だとも言えます。
今回のお話が、ふたりの役にたったら光栄です。
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