結婚式の会場下見やフェアにいくつか行って、そこで見積もりをもらうと、自身の求めるイメージの会場は「どのくらいの費用がかかるのか」だいたいの相場が分かると思います。今回は後で追加になることも想定しながら、予算を決めるための“確認ポイントをお伝えしますね。
結婚式 見積もりの確認すべき事項は?
まず、式場側から“見積もり~請求書”へ至るまでの基本的なタイミングは、
①1回目の見積もり:申し込み前、式場下見・相談会の時。
②2回目の見積もり:式場申し込み後、打ち合わせが進み、請求書発行前。
③請求書:支払い。
この3回が一般的です。
①の会場下見に行く前には「時期・ゲスト人数」だいたいのことを決めておくと、その相談会で見積もりをもらうことができます。いくつか式場をまわれば、自分たちがイメージしている結婚式の相場感がわかり、費用をかけてこだわりたいところ、抑えるところの目安がつくと思います。
この段階で確認しておくと良いことは4つ、
・出された見積もりに対し、追加になりそうな項目など、“一般論”と“自身に当てはまりそうな箇所”を確認しておく。
⇒“自身に当てはまりそうな箇所”の確認は「私たちの場合は、どこが上がりそうだと思いますか?」と聞くと良いと思います。担当プランナーがふたりのことをちゃんとヒアリングできて分かってくれていれば、それに合った回答をしてくれますよ。逆に通り一辺倒のヒアリングしかしていなかったら、期待できるような回答では無いはず。「自分たちのことを分かってくれているかどうか」こういったことは、とっても大事な式場選びのポイントになると思います。
・「持ち込みできるもの」「持ち込みできないもの」「持ち込み料がかかるもの(料金も)」確認しておく。
・「抑え目にした場合」「ある程度希望を叶えた場合」「やりたいことをめいいっぱい叶えた場合」の松竹梅の見積もりをもらう。
・打ち合わせスケジュール(何か月前に、何回、どんな打ち合わせをするのか)、申し込み金、キャンセル料発生の時期などを聞いて、支払いスケジュールをイメージできるようにしておく。
⇒申込金は「挙式申し込み時」にかかってくるものですが、式場によっては「衣装を決めたときなど都度かかってくるアイテムがある場合がありますので、聞いておくと良いですね。
また②の見積もりが請求書の前になかなか出てこなかったり、いきなり請求書を出してくる会場は、要注意。担当者が忘れていると思われいます。打ち合わせスケジュール・支払いスケジュールの確認のときに、見積もりや請求書発行スケジュールも聞いておくと、こちらから催促できスムーズに進むことができると思います。
結婚式 費用の目安を立てるために知っておくと良いこと
①の下見段階での見積もりは、「お客様に分かりやすく」なおかつ式場側の「見積もりを出す業務」をミスなく無駄なく、そして後に「追加しやすい」工夫をして予めフォーマットで用意をしているはずです。ですので、前述のとおり“松竹梅”の見積もり依頼をすると、すっと出てくるはず。事前に松竹梅のひな型を用意しているところが多いのです。(式場によって異なります。)
見積もりの内容をわかりやすく分類すると
■挙式
■お仕度(衣装一式/ヘアメイク・ブーケ&ブートニアなど)
■記録(写真撮影関係・映像撮影関係)
■ゲスト(料飲・引き出物・ペーパーアイテム)
■装飾(会場装花など)
■演出(ケーキカット・音楽など)
■会場使用料(控室料、会場使用料、席料)
■介添え料
■サービス料
衣装などは、ベールやグローブ、アクセサリーなど、一生に一度と思うと気に入ったものを選びたくなります。
ここは少し多めに見積もった方がよい項目です。
撮影関係もカット数やアルバムなど事前に見本をみせてもらって目安を付けておいた方が良いでしょう。
このふたつの項目は、当初の予算を上回ることが多いアイテムです。
あとひとつ、気を付けておくと良いことは、ペーパーアイテムや卓上花以外の装飾アイテム、プチギフトなど、頑張って手作りしますというカップルもいます。そういった情報をネットで多く入手できますが、持ち込みできるものとできないものは、この段階で確認しておきましょう。(申し込み時の約款に詳細が書かれています)
また手作りするつもりが時間がなくてできなかった、あるいは簡素なものになってしまった、飾るものなど中途半端な状態で持ち込み、式場側に丸投げして「時間が間に合いません」と断られたってことも実際にある話。ここは冷静に事前に自身で用意するもの、式場側に任せるものなど、見極めておいたほうが良いですね。
結婚式の費用で後悔しないために
時々、下見段階(申し込み前)の見積もり内で、全ておさめようと考えているカップルもいます。そうすると思い描くウェディングを実現しようというより、予算内で結婚式をするということばかりが先行し、ゲストをもてなす、幸せな時間を共有することなどが忘れられてしまいます。無理する必要はありませんが、
「初めの見積もりより少し余裕を持たせて考える」
「何にこだわり何を抑えるのか、二人で初めに考えて決めておくこと」
が大切です。
またむやみに何度も、見積もり作成を依頼してくる新郎新婦もいますが、そういったカップルほど、こだわりポイントもブレブレだったり人数もなかなか決まらなかったりします。
そして間際で予算が合わなくなったのか、新郎と新婦別々に連絡をしてきて値引き交渉、なかなか決定しないというプランナー泣かせのカップルもいます。そういった段取り苦手カップルさんは、敏腕プランナーをつけてもらってくださいね。準備を楽しむ時間の余裕ができるはずです。
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