日本では信者でなくてもキリスト教の式が一般的。信者でない場合はプロテスタントの式になります。挙式のセレモニーを知って、改めて式を執り行う意味の深さを理解しましょう。
キリスト教 挙式の中のセレモニーの意味
■指輪の交換
「指輪の形は丸い形をしています。それは終わることがないということを意味しています。」指輪の交換のときに牧師先生が言う教えです。意味はまさにそのまま。永遠の愛を誓う儀式です。古代ローマ時代が起源と言われ、心臓と直結する左手の薬指にはめることで絆をつくるという意味になります。
■ベールセレモニー
ベールは「魔除け」としてドレスの仕上げに欠かせないアイテム。そしてベールセレモニーには「ベールダウン」と「ベールアップ」があります。
ベールダウンは、花嫁がバージンロードを歩く前に、母が「娘にしてあげる最後の身支度」として、
顔前にメールをさげてあげること。
ベールアップは式のなかで新郎が顔からあげるセレモニー。「二人を隔たるものはなくなりました」と牧師先生のおっしゃるお言葉どおりの意味。
■誓いのキス
二人が交わした誓いの言葉を封じ込めるという意味です。一つ一つの意味、知っているようで意外と知らないもの。ここまでの一連の流れ、二人が向かい合い、目と目で確かめ合いながら交わすシーン、どなたの結婚式でも、いつ参列しても、感動で胸がいっぱいになりすね。
挙式セレモニーのひとつとして、取り入れると華やかな演出に
■ユニティキャンドル
披露宴の演出で定番となっていたキャンドルサービスの発祥ともいえるセレモニー。旧約聖書のなかに「それゆえ、男はその父母を離れ、妻と結び合い、ふたりは一体となるのである」という教えから生まれたという説もあります。祭壇に3本のキャンドル(両脇は小さく、両脇は大きいサイズのもの)を用意し、両脇は両家の両親(母親が点火するのが一般的な習わし)。真ん中のキャンドルに新郎新婦が灯します。ステンドグラスの美しいチャペルやウエディングだと、よりキャンドルの灯が引き立ちます。
■サンドセレモニー
新郎新婦がそれぞれ違う色の砂を1つの容器にそそぐ儀式。一度混ぜた砂を分けることは困難なため二人の絆の象徴とされ縁起がよいとしています。透明ガラスに映し出されたマーブル状の砂はふたりのアート作品として飾っておけます。
砂にちなんで、海の見えるチャペル・夏の結婚式・海が大好きなカップルにお勧めです。
■リボンワンズ
「ワンズ」とは杖の意味。スティック状のものにリボンをつけたもの。新郎新婦がチャペルから出てきたところにゲストがみんなでリボンを振り、祝福をするという演出。リボンの色の華やかさから写真映えするのも人気の理由。海外のトレンドアイテムです。幸せを呼ぶ「魔法の杖」と言われています。
ゲストにも参加してもらえるセレモニー演出
■ウエディングツリー
葉がついていない小さな木をかたどったプレートなどに、ゲストがフィンガースタンプとサインをして、ひとつひとつ木の枝にかけていき、結婚承認の証として完成させます。ツリーは紙に書かれ、そこにゲストがスタンプフィンガーとサインをして式の証明シートになる場合もあります。
日本では、式の参列を待つウエルカムスペースなどに用意し、お待つ間にメッセージを書いたりし、おもてなしを楽しむ一貫として取り入れるカップルも多くいます。
■ブライズメイド&グルームズマン
新郎新婦の友人ゲストが揃いのドレスやタキシードを着た姿、SNSなどでもよく見かけますよね。その準備はゲスト側も楽しいもの。さて本来の謂れは、新郎新婦と似ている衣装を独身ゲストが身に纏い付き添うことで悪魔から目くらましをする中世ヨーロッパの風習。
■ウエディングボックス
新郎新婦が将来の自分たちにあてたメッセージなどを入れ数年後の結婚記念日まで封印しておくというタイムカプセルのようなもの。ワインが好きなカップルだったら挙式した年のワインや祝宴で用意したものと同じワインをボックスに入れたり、家族だけの結婚式だったら家族からのメッセージなどボックスに入れるのも素敵な思い出に。
挙式当日、初々しくて可愛い人気の演出
■ファーストミート
儀式の由来は、結婚式前に花嫁姿を見ると幸せになれないという言い伝えから。挙式当日、すっかり支度が終わってから初めてお互いの姿を披露するもの。背中を向けている新郎に、新婦が後ろからゆっくり近づき、肩を優しく叩いて振り向く新郎。(新郎を目隠ししてから振り替えてもらうなど)そのシーンは動画や写真に残して!二人の表情やしぐさをしっかりカメラマンに残してもらいましょうね。
そしてドレス選びのときは担当者にあらかじめ伝えておきましょう。ドレスは支度部屋に事前に運ばれますので、お仕度部屋のこと・セットアップのこと、希望に合わせてプランナーさんがセットアップしてくれます。カメラマンにも撮影依頼をあらかじめしておくことも忘れずに。
ブライズメイド&グルームズマン
新郎新婦の友人ゲストが揃いのドレスやタキシードを着た姿、SNSなどでもよく見かけますよね。その準備はゲスト側も楽しいもの。さて本来の謂れは、新郎新婦と似ている衣装を独身ゲストが身に纏い付き添うことで悪魔から目くらましをする中世ヨーロッパの風習。
結婚式のセレモニーには、ひとつひとつ意味があります。特に挙式進行の基本になる「指輪の交換・ベールセレモニー・誓いのキス」は新郎新婦に尋ねてみると意外ときちんと知らなかったりするもの。ゲストとして参列する場合でも、ふたりの証人として知っておいてくださいね。
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