1959年4月10日、当時の皇太子さまと美智子さまのご成婚パレードが生中継されたそうです。
本日4月17日NHK番組「アナザーストーリーズ 運命の分岐点」でその生中継争奪戦におけるテレビマンたちの戦いを放映するそう。
皇室の結婚模様なんて興味ない??と言わず、美智子様の装いをご覧になってみてください。今回ご紹介するのは美智子様のウェディングドレスに纏わるお話。日本伝統の美しさ感じずにはいられません。
美智子様のご「成婚」ってどういう意味?
そもそも「成婚」ってどういう意味?知っているけど聞きなれない言葉ですよね。
goo国語辞書によると
成婚の解説 [名](スル)結婚が成立すること。「御成婚を祝する」「8組のうち5組が成婚した」
とのこと。結婚が成立というと婚約のことなのかしら?
と、更に調べてみると今では、結婚相談所が交際から結婚に至るまでの過程で区別して使われているようです。
結婚相談所では、成婚すれば退会し結婚相談所に「成婚料」を払います。ではどんな状態を「成婚」って言っているのか。結婚相談所によって定義は異なるようですが、基本的には「結婚を約束すること=婚約」ということのようですね。
しかしWikiで調べると当時の皇太子さまと美智子さまのご成婚については
翌1959年(昭和34年)4月10日の、いわゆる結婚式(「結婚の儀」「御成婚」)と、実況生中継されたパレード(ご成婚パレード)で、ミッチー・ブームは頂点に達する
と書かれています。皇室の場合はご成婚=結婚ということなのでしょうかね。
美智子様のウェディングドレス はローブデコルテ。紀子様・雅子様のドレスのために贈った特別なものとは?
美智子様のウェディングドレスは、フランスのブランド、クリスチャン・ディオールによるもの。
ディオールの死後に若くしてディオールを引き継いだイヴ・サンローランが完成させたそうです。意外にも日本のデザイナーではなかったのですね。
ドレスの生地は「明暉瑞鳥錦(めいきずいちょうにしき)」と呼ばれる厚手のシルクタフタ。京都の龍村美術織物ゆかりの織柄で、その後、紀子様と雅子様それぞれのご成婚ローブ・デコルテ用に織柄を変え注文し、納采の儀のおりに贈られたのだそうです。
民間出身でご自身で子供を育てた美智子様ならではの愛情深い贈り物のように感じるエピソードですね。
因みに紀子様のドレスは、日本のデザイナー中村乃武夫さん、雅子様は森英恵さんのデザイン。
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雅子様のティアラは皇太子妃から受け継がれたもの
ウェディングドレスだけではありません。
雅子様がご結婚のとき、頭上にひときわ輝いていたティアラ、こちらも美智子様から受け継がれたもの。
デザインしたのは、当時ミキモト真珠店のジュエリーデザイナーの田居克巳さん。真珠の養殖を世界で初めて成功させたブランド力はここにも発揮されているのですね。
その後このティアラは、令和元年、紀子様が皇太子妃と同じ待遇の皇嗣妃殿下となられたときに譲られ「即位後朝見の儀」でもご着用になりました。
まとめ
こうやって皇族のウェディングドレスに纏わるストーリーを知ると、今までとは違った目線で見る楽しみや親しみがわいてきます。
花嫁のウェディングドレスのデザインやコーディネイトは、今はとても個性豊かになりました。反面クラシカルなスタイルも人気が高まっています。気品ある皇室の歴代花嫁様、ご自身のスタイリングのヒントにしてみるのも良いかもしれませんね。
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