リゾートウェディングって迷惑?ご祝儀やお車代の費用負担はどうする!?

お金に関すること

リゾートウェディングは、地元の結婚式に列席するのとは違って、旅行の手配やその費用・ご祝儀はどうすればいいのか、リゾート婚ならではの疑問や戸惑いも多いのではないでしょうか。招待された側が心のどこかで「迷惑」と思ってしまうような結婚式にならないように、今回はその疑問を分かりやすく解決方法をお伝えします!

リゾート婚とは  地元の結婚式と何が違う!?

地元の結婚式場やホテル・レストランなどとは違い、リゾート地で結婚式を行うことを「リゾート婚(リゾートウェディング)」と言います。

海外ではハワイ・グアム・モルディブなどが該当しますが、国内の場合は北海道・軽井沢・沖縄が代表的なリゾート婚の場所になります。今回は国内リゾートのケースでお伝えしていきますね。

リゾートウェディンが地元で行う結婚式と大きく違う点は「宿泊・滞在」が伴うことです。宿泊を伴う場合、最低1泊は必要です。

・前日に現地へ到着し、翌日結婚式に参加し当日帰る
・当日現地に到着し、結婚式に参加後その日は宿泊、翌日帰る

結婚式の時間帯にもよりますが、日帰りでない場合は、前後いずれかの1泊という考え方です。



リゾートウェディングに呼ばれた 「迷惑」と感じるデメリットって?

リゾート婚は、招待人数の平均が「10~20名」。家族や本当に大切な人や近しい人達が招待されます。そういった人たちとウェディングの参加を兼ねた旅行は、またとない思い出がつくれるのではないでしょうか。

しかしある一方、旅行が伴うことによって『負担』になり、本来祝福すべき結婚式が『迷惑』となってしまうこともあるようです。一体どうしてなのでしょうか。

調査によるその理由は

「旅行に慣れていないから、手配をどうすればいいのか分からなくて億劫。」

という年配の親族の声や

「自身の支度に費用がかかるのに、旅費もかかる。ご祝儀はどうすればいいのか。」

「断りたくても一緒に招かれた友人が行くから断れない。」

などの声があります。

リゾートウェディングで招待されて迷惑・負担と感じるポイントは

①旅行の手配   ②旅行の費用   ③ご祝儀のこと



リゾート婚の招待状、出す前に伝えておくべきこと

通常の結婚式は「招待状を出す⇒返信用ハガキにて出席の有無の確認」という流れの出欠席確認ですが、リゾートウェディングでは約3か月~4か月ほど前に、出席打診を直接もしくはメールなどで行います。その後出席確認をゲストに行ったうえで、招待状を出します。このときには返信用ハガキは入れません。

◆出席打診で伝えることは

①結婚式についての基本情報(場所・日時)
②旅費負担について
③旅行手配について
④ご祝儀を辞退(辞退する場合)

①~④をあらかじめ伝えることで、列席の有無が決めやすくなり招待された側のモヤモヤが回避できます。これから②~④について解説していきますね。

リゾートウェディング 友人の旅費負担はすべき?全額・一部負担の考え方の基本について

では旅費の負担は、どう考えれば良いのでしょうか。新郎新婦の予算とゲストとの関係性によりますが、親族同士の慣例がある場合は親に確認してみましょう。

<費用負担の考え方の基本>

・新郎新婦の予算
・ゲストとの関係性
・親族同士の慣例

次に、負担の有無とそれが全額なのか一部なのか またそれに伴う旅行手配は新郎新婦が担うのかも分かりやすく整理いたしましょう。

<負担する場合>

●親や祖父母は招待するので全額負担⇒旅行手配:新郎新婦
●会社関係者や恩師には全額もしくは一部負担⇒旅行手配:全額の場合は新郎新婦/一部負担の場合は新郎新婦手配orゲスト                                 ●ゲストの出発地の関係で旅費が高くなるから一部負担⇒旅行手配:新郎新婦orゲスト自身かゲスト
●そのゲストの結婚式に参列した際に車代をもらっているので一部負担⇒旅行手配:新郎新婦orゲスト自身かゲスト

<負担しない場合>

招待というよりあくまで自由参加として声掛けし、ふたりの旅費負担は無し。

負担しない場合は、ゲストが「自身の都合で旅行を手配し、旅行を兼ねて結婚式に参加する」というケースです。そういった意味ではここには「同僚・友人」が多く該当するのではないでしょうか。 滞在中にスケジュールが合うゲストたちと食事やアクティビティを一緒に楽しみ、その分を負担するという事例もあります。

前述の「参加の打診」をするときに、「ご祝儀のお気遣いは不要なので、みなさんの旅行を兼ねて私たちの結婚式に参加しませんか?挙式後のお食事会には是非ご列席ください。滞在中にはお時間を合わせて過ごす時間をつくりましょう。」こんな主旨が伝わると良いのではないでしょうか。



リゾート婚の費用 負担の割合はどのくらい!?

一部負担の場合の、「全体の旅費に対し新郎新婦負担金額の割合」はどのように考えたらよいのでしょうか。
◆負担割合の考え方

①1泊分の宿泊費相当
②交通費相当
③交通費の半額相当
④旅費全体の半額~3分の一程度の負担

①~④全て旅費全体の費用によって、負担金額が当然異なってきますので、ふたりの予算に応じてといういうことになるのでしょうね。

リゾート結婚式 ご祝儀なし?「親族・友人」どう考える?

本来、ご祝儀は「結婚へのお祝いを示す」ものなので、旅費とは別のものになります。またお断りするのは「お祝いの気持ちをお断りする」ということになります。とはいえ経済的なことなので新郎新婦は「ゲストが悩むことがないようにすること」がとても重要です。まずはふたりが受け取るのか受け取らないか、スタンスを決めましょう。また「親族・友人」という分け方で考えるより新郎新婦の「負担有無・負担の割合」に対して受け取るのかどうかという考えていった方がマナーに値します。

◆ご祝儀の受け取りの基本的な考え方

①新郎新婦が全額負担の場合 = ご祝儀は受け取る
②新郎新婦が一部負担の場合 = 負担する金額によってご祝儀を受け取る or 辞退する
③ゲストが全額負担 = ご祝儀は辞退する

新郎新婦は、ゲストへ出席の打診をするときに「負担の有無」や「負担金額の割合」と「ご祝儀の辞退」を明確に伝えてください。

また新郎新婦負担金額に対して、ご祝儀を多くいただいた場合は、内祝いとしてお返しするのも礼儀にかなっています。


リゾート婚 旅行の手配は誰がする?

旅行手配についてですが、新郎新婦が費用が全額負担の場合は、新郎新婦手配になります。一部負担の場合はゲストに「宿泊などはどうするのか」聞いてみると、旅行に不慣れなゲストや恩師や職場の上司など目上の方々への対応も万全になります。以下まとめました。

①親・親族の場合

旅行が不慣れだったり、出発地や宿泊先を一緒にした方が都合が良い場合は、新郎新婦側で手配をしてあげる。宿泊先や手配が決まったらゲストに料金ととも内容を伝え了承をもらい、ゲストが負担がする分の費用支払い方法についてもあらかじめ伝えておく。

②恩師や職場の上司

「宿泊先などはどうするのか」丁寧にお伺いし、手配を申し出る。全額負担でない場合は、その際旅費全体対してどのくらい負担するのかも伝え、実費部分についはいつごろに頂戴することになるのか目安をお伝えする。

③同僚・友人

友だち同士で滞在を楽しみたいケースも多いので、どのように手配するのか確認・相談を。

②で一部支払いの場合、新郎新婦に支払いをしたりすることがかえって手間と考えるゲストも多いようです。その場合は「自己手配」という申し出になると思います。
また同僚や友人たちは、自己手配になることがほとんとです。

※人数をまとめて手配すると割引になったりする旅行もあるので、費用は自身の負担でも新郎新婦合手配することでメリットが発生する場合もあります。

まとめ

今回はリゾートウェディングだからの悩みや疑問「旅行、費用、ご祝儀」について解説してきました。まとめると

①結婚式の列席を打診するときに、「旅費の負担割合、旅行手配の方法、ご祝儀の辞退」を伝える。
旅行費用負担と旅行手配について
⇒新郎新婦全額負担の場合は、新郎新婦手配。
⇒新郎新婦一部負担の場合は、新郎新婦手配かゲスト手配か、ゲストと相談。
⇒新郎新婦負担無しはの場合は、基本的にはゲスト手配だが、場合によっては新郎新婦手配。(ゲストと相談)
新郎新婦費用負担とご祝儀の受け取りについては
●新郎新婦旅行全額負担:受け取る
●新郎新婦旅行一部負担:負担額によって受け取る or 辞退(負担金額による)
●新郎新婦旅費負担無し:受け取らない
※ご祝儀辞退の場合、列席打診の連絡のときに伝えておく。
※新郎新婦負担金額より多いご祝儀をいただいた場合は、内祝いでお返しする。
大切なことは、悩んだり「迷惑」なんて思ったりせず、気持ちよく当日を迎えて列席してもらうことです。
是非参考にして、佳き日をお迎えください。



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